有効求人倍率、1.08倍


この記事での扱いは地味だが、他では新卒ではバブル崩壊以来の超売り手市場なんていう記事もあった。マジ?

企業は団塊の世代が抜けた後の人員補充に熱心なんだそうだ。
団塊世代分の人員補充するなら、団塊世代が抜ける前に補充して引き継ぎをしないといかんはずなので、団塊世代の穴埋めというのはメディアが勝手に作ったシナリオだろう。
あるある事件の余波も収まらない時期に懲りない人達だ。

新卒の正社員補充に熱心ということは、景気回復はまんざら嘘でもないのだろう。あくまで企業にとっての景気回復だが。
近年の企業は、正社員は極力減らして派遣ベースにしてコスト圧縮を目指していると思っていたが、そうも言っていられないのだろうか。

正社員を増やすなら、新卒よりもむしろ、正社員採用を極力減らしていた現在のニート世代・ワーキングプア世代を優先した方がいいのではないだろうか。新卒は仕事を仕込むのに時間がかかるから、初任給が中途採用より安いとは言っても、コストからプロフィットに成長するまでは不採算なリソースだ。

また、層が薄い世代と厚い世代が出来てしまうと、団塊世代が抜けるときに人手不足になったり、技術や業務の引継ぎが出来なくて困るみたいなことが起こる。
とは言っても、身の回りで団塊の世代が抜けるから、引き継がないと業務が回りませんという悲鳴は聞いたことがない。ITは新し目の産業だから、あまり団塊世代の人々に依存していないというのはあるが、他の業界ではどうだったのだろう。

景気の上げ下げに直結して、正社員の採用を増減させるのは、人員計画的には良くないのではと思う。景気の上げ下げに準じてリソースを調整するのは、派遣で吸収するべきことなのではないだろうか。派遣で吸収にしておかないと、せっかく正社員をリストラして派遣ベースの体制を作ったのが無駄とまでは言わなくとも、活かせていないことになる。

もっとも、ホワイトカラー・エグゼンプションが導入された場合は、正社員でも安くこき使えるらしいので、派遣ベースで人の入れ替わりが多いよりも、むしろ正社員ベースの方が安く上がるという説もある。正社員で採用になったからと言って、喜んでばかりもいられない世の中だ。